●きょうはある月刊誌の執筆者研修会に参加しました。
ドイツからこのために駆けつけるという友人が編集の責任者なので、時間をやりくりして顔を出しましたが、良い親睦の機会となりました。参加者は十数名でした。
昔読んだ芥川賞作家の随筆に、賞の当落は編集者に負うところが大だとありましたが、それまで編集者の位置など考えもしなかった私には「目からうろこ」でした。
それ以来、自分が編集してきた機関紙をはじめ、執筆してきた原稿も、読者の事を良く知っている「編集者の目」というものを意識し、信用するようになりました。
そしてそれは音楽面でも似ている事があるとのことです。昔、大ヒットした久保田早紀が作詞作曲した「異邦人」は、ご本人が話していた事ですが、最初のものにかなりの部分で「音楽ディレクター/アレンジャー」が手を入れたとの事でした。
原稿を書く人はみんなひとりでがんばって、力みがちですが、
こんなところから見方を変えると、気が楽になりますね。
「作家」のもつ潜在能力を大きく引き出せるかどうかは、編集者やディレクターの力量にかかっているのですからね。
個人の作業でありながら、「チーム」の仕上げにゆだねることも大事ですね。
それは「放送伝道」の制作にも通じますね。
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