間違っていたと・・・声をかけられて・・・

○2022.1.31㈪

・昨日、礼拝の後、ある姉妹から『日々の聖句(ローズンゲン)』の1月11日の箇所-<コヘ5:6>が間違っていました、と声をかけられました。その時、新共同訳聖書から来ているのでしょうと答えて帰りました。

先ほど思い出したので、念のため開いてみましたが、やはり「間違い」ではなく、「違い」でした。

 

<コヘ5:6>とは「コヘレト5:6」ですから、伝道者の書(Ecclesiastes)5章6節を指しますが、

新共同訳聖書と従来の聖書訳(新改訳聖書含め)と章節の区切りが違う箇所です。ですから従来の聖書訳では5章7節の箇所です。

もう少し見ておきますと、従来の聖書訳は、伝道者の書の4章は16節で終わり5章1節に移りますが、この5章1節が新共同訳聖書では4章17節となり、5章の節がずれる形になります。6章からは同じです。

こうした章節の「違い」は他の箇所にも見られます。

例えば詩篇。従来、節に数えなかった表題を、新共同訳聖書は1節と数え始めるので、すべてに「違い」が生じます。他にも・・・マラキ書では4章がなく3章にまとめられている等々。。。

「章節」は原書にはなく後の時代の人々が整理したということでしょうが・・・

 

ただ改めて感心したのは、声をかけてくれた姉妹は、『日々の聖句(ローズンゲン)』のその日の聖句を、ご自分の聖書を開いて読んでいたということですね。

私たちは『日々の聖句(ローズンゲン)』に印刷されている聖句を読んで閉じてしまうのですが。。。

 

そういえば昨日、同じく礼拝後少し話をした-最近来られるようになった方は、NHK出版「コヘレトの言葉」を真剣に読んでいて、よく話してくれましたね。3章11節を共感してくれました。

 

「コロナ禍」にある今こそ、「伝道者の書」や「箴言」の<神の知恵>に耳を傾ける時だと思います・・・ちなみに「世の光いきいきタイム」(第一週担当)では、「箴言-神の知恵に聴くシリーズ」を続けています。

「ラジオ」が聞ける無料アプリ「radiko」(ラジコ)で聴けます・・・

 

ではシャローム!

カウンター

「世の光&ライフ・ライン動画専用」 https://www.youtube.com/watch?v=FjpnRQX1FQI