「季節?」・・・

*「新改訳聖書 第三版」の「季節」という訳語が、「新改訳聖書 2017」には使われない場面が見られる。

〜身近な「用語」なので、それぞれ考察してみてほしい〜

 

・創世記1:14「神は仰せられた。『光る物が天の大空にあって、昼と夜とを区別せよ。しるしのため、季節のため、日のため、年のためにあれ。』」

→「神は仰せられた。『光る物が天の大空にあれ。昼と夜とを分けよ。定められた時々のため、日と年のためのしるしとなれ。」

・レビ記26:4「わたしはその季節にしたがってあなたがたに雨を与え、地に産物を出し、畑の木々はその実を結び」

→「わたしは時にかなってあなたがたに雨を与える。それにより地は産物を出し、畑の木々はその実を結ぶ」

・申命記11:14「わたしは季節にしたがって、あなたがたの地に雨、先の雨と後の雨を与えよう。あなたは、あなたの穀物と新しいぶどう酒と油を集めよう。」

→「わたしは時にかなって、あなたがたの地に雨、初めの雨と後の雨をもたらす。あなたは穀物と新しいぶどう酒と油を集めることができる。」

・エズラ記10:13 「しかし、民は大ぜいであり、また、大雨の季節ですから、私たちは外に立っていることができません。しかも、これは一日や二日の仕事でもありません。このことでは、私たちの多くの者がそむいているのですから。」

→「しかし、民は大勢いて、大雨の時期ですから、私たちは外に立っていることができません。しかも、これは一日や二日の仕事でもありません。私たちはこのことで大いに背いてきたのですから。」

・エレミヤ書5:24「彼らは心の中でも、こう言わなかった。『さあ、私たちの神、【主】を恐れよう。主は大雨を、先の雨と後の雨を、季節にしたがって与え、刈り入れのために定められた数週を私たちのために守ってくださる』と。

→「彼らは心の中でさえこう言わなかった。『さあ、私たちの神、【主】を恐れよう。主は大雨を、初めの雨と後の雨を、時にかなって与え、刈り入れのために定められた数週を守ってくださる』と。」

・ホセア書2:9「それゆえ、わたしは、その時になって、わたしの穀物を、その季節になって、わたしの新しいぶどう酒を取り戻し、・・・・」

→「それゆえ、わたしはその時になれば、わたしの穀物を取り返す。その時期になれば、わたしの新しいぶどう酒を。・・・・」

・マタイ21:41「彼らはイエスに言った。『その悪党どもを情け容赦なく殺して、そのぶどう園を、季節にはきちんと収穫を納める別の農夫たちに貸すに違いありません。』」

→「彼らはイエスに言った。『その悪党どもを情け容赦なく滅ぼして、そのぶどう園を、収穫の時が来れば収穫を納める別の農夫たちに貸すでしょう。』」

・マルコ12:2「季節になると、ぶどう園の収穫の分けまえを受け取りに、しもべを農夫たちのところへ遣わした。」

→「収穫の時になったので、ぶどう園の収穫の一部を受け取るため、農夫たちのところへしもべを遣わした。」

 

 

 

どちらも<季節>と訳している箇所;

・詩篇104:19「主は季節のために月を造られました。太陽はその沈む所を知っています。」
・エレミヤ書8:7「 空のこうのとりも、自分の季節を知っており、山鳩、つばめ、つるも、自分の帰る時を守るのに、わたしの民は【主】の定めを知らない。」
・ダニエル書2:21「神は季節と時を変え、王を廃し、王を立て、知者には知恵を、理性のある者には知識を授けられる。」

・ダニエル書7:12「残りの獣は、主権を奪われたが、いのちはその時と季節まで延ばされた。」

・マルコ11:13「葉の茂ったいちじくの木が遠くに見えたので、それに何かありはしないかと見に行かれたが、そこに来ると、葉のほかは何もないのに気づかれた。いちじくのなる季節ではなかったからである。」

・使徒14:17「とはいえ、ご自身のことをあかししないでおられたのではありません。すなわち、恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食物と喜びとで、あなたがたの心を満たしてくださったのです。」

・ガラテヤ4:10「あなたがたは、各種の日と月と季節と年とを守っています。」

 

▷<季節>が四季とは限らない世界があり、あるいは今日のように季節のズレが生じている状況と照らしてみると、新たに<神の時>を考察する手掛かりになるかもしれない。。。

ではシャローム!

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